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狼と香辛料 14巻 読了

2月の新刊なのに積みっぱなしになっていたが、昨日までの出張時に持って行って、移動中の車内でようやく読了。「狼と香辛料」、以前は電撃文庫の新刊を買ってきたら真っ先に読むタイトルだったが、最近はストーリーがダレてしまって、10巻くらいからは積み対象になってしまっている。

なにせ5巻で旅の終焉地=物語の終わりが近くなってきたと思ったら、いきなり大きく寄り道することになってしまって、そこに費やすこと(短編集込みで)結局8巻分。9巻あたりまでは我慢できたが、そこから更に遠く行くことになった時には呆れてしまった。

そして今巻では、ようやく寄り道する前の街に戻ってきた。5巻で舞台になった街。ホント、それから長かった。というか、今や寄り道の方が長くなっているのだから、ダレてしまうのも当然だ。アニメ化などで簡単に終われなくなってきた事情もあったのだろうが、やはりちょっと延ばしすぎと思える。

「狼と香辛料」は(一部を除き)1巻完結で事件と解決がある。途中から寄り道したとしても、それぞれの巻ではそれぞれ違う舞台(街)で、今までとは違う事件があり、解決にいたる技術的手法も違っている。

だから、それぞれの巻での話は決して悪くはないし、頑張って“違い”を捻出している努力も見えるのだけれど、やっぱり本質的な道筋は、数多くの巻を重ねてきたゆえの既存巻の類似になってしまう。どことなく似た印象、読後感を持ってしまう。

それゆえに、巻を重ねる毎に読む時にワクワク巻を感じなくなっていった。ワクワクしない物語の続きは、やはり読み始めるのが億劫になってしまう。よって、読む優先順位が下がっていって積まれてしまう。

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫) (文庫)
狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫) (文庫)


ということで、今巻も期待せずに読み始めたのだが、今巻は今までの巻とは明らかに違う内容になっていて、読んでいて少し新鮮だった。

今巻は、ようやく寄り道する前の街へ戻ってきて、いよいよラストへ向かっての準備という内容。もちろん、狼と香辛料らしい商売の話がなくはないのだけど、今巻においてはその商売の話はストーリーの根幹ではなく、むしろ香辛料的存在だった。

商売の話はあっても、今巻ではそれがメインの話ではなく、ロレンスとホロの二人の関係について彼らが自問自答するキッカケになっているに過ぎない。過去にも商売話から派生した行動が二人の関係を問うことになったことは多かったが(最初の頃はずっとそうだった)、今巻は商売の話がキッカケに過ぎなくなっている点で、今までと違う。

そして、6巻から旅に同行しているコルもいよいよ…という巻でもある。ふたり旅に引っ付いてきたサブキャラだったのに、いつの間にか完全レギュラーとして居着いていた。作者的に、二人で舞台を回すより、もう一人邪魔にならないサブキャラがいた方が話を回しやすかったのは想像に難くないが、それにしても長かった。

けれど、4巻の主登場人物だったエルサの再登場を機に、コルも自分の旅立ちを意識するようになる。ロレンスとホロの二人が最後の旅路に出るのと同時にコルも…ということになるだろう。まさに

エンディングへ向かうための準備巻

だった。そして、それは悪くなかった。というか、

「これでようやく終わりへ向かってくれるか…」

という安堵感が大きいように思う。なんにせよ、読後感はここ4~5巻で一番良かったかもしれない。そして

「久しぶりに、狼と香辛料の次巻が楽しみ」

と思える。あと2巻、引っ張っても3巻くらいじゃないかと思ってるので、最後を楽しみに次巻を待ちたいと思う。
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テーマ : ライトノベル感想
ジャンル : 小説・文学

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